気温が上がるこの季節。
極端に、エアコン修理の問い合わせが増えます。

今日はちょっと珍しい車のエアコン修理です。
SR31型のスカイラインディーゼル!エンジンはRD28



エアコンの効きが悪いということで入庫です。
ボンネットを開けると、クーラーの高圧パイプがべたついています。
パイプからガス漏れしている様子が目視でも判断できます。
でも、他からのガス漏れやシステムに問題がないかエアコン診断を開始。

センサーの反応から、高圧パイプ以外に、
室内にあるエバポレーター(エアコンユニット)からも漏れが発見できました。
今回の修理は、エアコンの高圧パイプとエバポレーター、レシーバータンクを交換です。

でも、ここで問題が起きました!
なんと、高圧パイプが製造廃止で部品がどこにもありません。
昭和の年代となると、こうしたことはちょくちょく起こります。
エバポレーターを交換したとしても、
高圧パイプからガスが漏れてしまいますので、このパイプも直さないと意味がありません。



これが、その問題の高圧パイプ。
クーラーのコンプレッサーからクーラーコンデンサをつなぐ重要なパイプです。
表面がべたついているの 解ります??

そこで、今回は、このパイプを製造することにしました。
製造にはおおよそ一週間かかります。
お客様には、お時間がかかることと、製造のための追加費用がかかることを連絡し、早速、作業開始。




これが、製造した新品のエアコン高圧パイプ。
ピカピカのパイプ解ります??
オルターネーターの下を通っているパイプです。

実は、コンプレッサーとコンデンサとの取り付け部分は、古いパイプを切断して使い、
高圧パイプのみ新品に交換しています。

さぁ、後は室内のエバポレーターを交換して完成です。



エバポレーターに汚れが付いているの解ります?
そこからガス漏れを起こしています。
ガス漏れが起きた場所は、湿気やコンプレッサーオイルが付着するため、
チリやほこりを吸い寄せてしまいます。
なので、その部分にゴミがたまるんです。


本格的な夏が来る前に、エアコンの効きが悪いと感じたら、お早めに診断を


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