珍しい!!



初年度登録が昭和50年、旧車の三菱ギャランです。
新車から大切に乗られていたそうです。

修理の内容は、エアコン修理です。
ここまで古くなると、ほとんど部品はありません。

お客様の要望は、時間はかかってもいい!費用もある程度覚悟している!
なんとか、クーラーが効くようにしてほしい。
流石、旧車を乗っておられるだけあって、メンテナンスに時間がかかることを十分理解してくれています。

エアコンを診断すると、
原因は直ぐ判明しました。
エアコンアンプです。



三菱マークとダイヤル「7・6」そしてファンと記載されている部分です。
しかし、この部品はもちろんありません。
そこで代替え品の部品を捜すことにします。

そして、代替え品を取り付けたのがこの画像。



さらに、温度調整は、こちら!



風が出る部分を一部外し、そこに取り付けました。

これが外して交換した部品です。



最後に、
この車のクーラーは、アイドリング時(停車中)クーラーがOFFします。
クーラーをかけた時、エンジンのアイドリングがアップしないからです。
アイドリングを上げると、クーラーがオンします。

なぜって、
そもそも、クーラーをかけた時、アイドリングが上がる、
アイドルアップ装置が付いていないからです。(今では考えられませんが・・・)

なので、この頃の旧車は、信号待ちや、渋滞などで停止しているとき、クーラーが効きません。
渋滞中?もちろん効きません。
少しアクセル踏んであげれば効きますが・・・

トホホ。

そこで、



アイドリング時でもエアコンがオンするようスイッチを取り付けました。
アイドリング時、クーラーがオンしてもバッテリーが上がらないよう、充電量も確認します。
OKです。

週末、お客様へ受け渡しです。
喜んでくれると良いのですが。


本格的な夏が来る前に
「エアコンの効きが悪い!」と感じたら、エアコン診断を実施。

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