エアコンの修理で入庫したのは、平成15年式リバティ、型式はRM12です。
お客様がおっしゃるには、調子がいい時はすごく良く効いて、
でも、何かの拍子でまったくエアコンが効かなくなるそうです。



では、どのような時に起こるのかというと、
走行中、突然コンプレッサーがOFFし、エアコンが効かなくなるということ。

一度エアコンがOFFすると、5分ぐらいで効き始める時もあれば、
30分ぐらいたっても効かない時もあるそうです。
さらに、停車中は、こうした症状は起こらないということ。

電機系のトラブルだろうか?
これまでに無い症状です。

これまでに、どこかで修理されたことがありますか?
と、伺ったら、

ニッサンのディーラーで、
クーラーコンプレッサー、マグネットクラッチ、クーラースイッチ、レシーバータンク、エアコンコンアンプ、
さらにエンジンのメインコンピューターやメーターなど。
去年の夏から今年にかけ何度も修理を繰り返したそうです。
ほぼ、エアコン制御に関係する部品は全て交換されています。

それでも直らないので、当社に駆け込んだということらしいのです。

そこまでいわれちゃうと、頑張るしかありません!
絶対、原因を見付けて直すぞ!
スタッフ全員が、そう、力強く思うのでありました。


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まず、症状を再現するため、試乗を行いました。
症状は、直ぐ確認することができました。
さらに、本当にアイドリング中(停車中)は、エアコンが良く効き、
「ガス漏れでエアコンの効きが悪い」そういう故障ではないことが解りました。

そこで、コンピューターがOFF信号を出しているのか、
コンピューターは、ON信号を出しているのに、コンプレッサーがOFFしてしまうのか、
走行中、確認できるよう、運転席に簡易ランプを取り付けました。



どうも、コンピューターからの信号が関係しているようです。

コンピューターが、どのような時に、エアコンをOFFさせるのか、調べるために、
ニッサンからマニュアル書を取り寄せました。



配線図とにらめっこな日々が続きました。

・・・続く(原因はこれだ!)。

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