SSブログ
川田自動車ブログへようこそ!車の故障・修理・車検、その他クルマのことについて、メール又はお電話052-902-5566にてお気軽にお問い合わせ下さい。

5MTのbB(NCP31)クラッチ交換|フライホイール研磨 [ミッション・クラッチ]

へぇ~、bB(NCP31)のクラッチ交換?
bBの、ミッション車って珍しいね。

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 005.jpg
フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 001.jpg
(これが、エンジンから取り外したミッションです。)

珍しいどころか、bBにはミッション車はありません。

実は、このbB、オートマをヴィッツの5速ミッションに載せ替えてあります。

今回の依頼は、強化クラッチが滑ったので、
ついでに、ノーマルクラッチに戻し、乗りやすくしたいとのご注文をいただきました。


こちらが取り外したメタルクラッチです。

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 022.jpg
フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 024.jpg

クラッチカバーの歪、解りますか?
ディスクとの接地面がひどく消耗しています。

これらの、クラッチディスクと、クラッチカバー、クラッチベアリングの3点は、

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 023.jpg

ノーマルの新品に変更します。
そして、エンジン側についているフライホイールは研磨することにしました。



ここからは、フライホイール研磨の様子です。
下の写真が旋盤にセットされたフライホイールです。

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 006.jpg

フライホイールの表面は所々焼けていて、ひずみが出ています。
このままだと、ディスクの摩擦力が低下し、クラッチの滑りやジャダが起こりやすくなります。
そこで、この機械を使って、フライホイールとディスクとの接地面を研磨し平らにします。

研磨する上で気を付ける点は、
フライホイールには、ディスクとカバーの接地面に、高さが違うものがあります。
(平らなものもあります)

今回のこのフライホイールにも、
中央のキラキラした面(ディスクが当たる個所)と、
その回り、クラッチカバーが取り付く面(丸い穴がたくさんあいている個所)に0.4mmの段差があります。

ですので、まずは、センターのディスクが当たる面を研磨してから、
外のカバーが付く面を研磨します。

それでは、研磨の様子をご覧ください。

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 010.jpg
フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 011.jpg
フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 012.jpg

徐々に歪がなくなっていく様子、解りますよね。

内側の面が終わると、
研磨した厚みを計測し、
今度は、その分だけ、外側を削ります。

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 013.jpg
フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 014.jpg

両方の面の研磨が終わり、
その、段差をマイクロメーターで計測。

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 016.jpg

ピッタシ、04mmの段差できました。

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 019.jpg
(このフライホイールは軽量フライホイールです)

今回、研磨した厚みは、0.2mmです。

この研磨して平らになったフライホイールをエンジンに組付けると、

こんな感じになります。

フライホイール研磨・クラッチ交換(bB) 021.jpg

この上から、先ほど、紹介した、クラッチディスク、クラッチカバーを取り付け、
エンジンにミッションを合体させたら完成です。

クラッチ・ミッション修理についてはこちらから!!




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

<ブログ提供先>
株式会社川田自動車 車検整備工場
〒462-0011愛知県名古屋市北区五反田町83
フリーダイヤル 0120-142857
tel:052-902-3167
fax:052-902-3176
URL http://www.g-kawada.com
E-mail information@g-kawada.com
くるま大好き修理スタッフのBLOGはこちらから
こだわりを応援する鈑金ペイントスタッフのブログ
ブログに記載されている写真などの無断複製・無断転載を禁じます。
Copyright 2011 -KAWADA GROUP- All rights reserved.