珍しい!

これは、ハイエース・スーパーロング・ロールーフ(希少車)です。
100系から200系に変わる前の2年間しか製造されませんでした。





今年で、このハイエース・スーパーロング・ロールーフは、
登録から10年目を迎え、いよいよディーゼル規制(NOxPM法)のため乗れなくなります。


そこで、オーナーの方は、買い替えも検討されたそうです。




・・・が、




このスーパーロングロールーフの使い勝手がとても良く、調子も良く、愛着もあり、



「どうしても乗りたい!」



とのことで、
当初は、ディーゼルからガソリンエンジンへの載せ替え依頼でご来店いただきました。



NOx・PM法(ディーゼル規制)といえば・・・

形式が「KG-」で始まり、原動機が「5L」エンジンの場合、

国土交通省で認可が下りた排気ガス低減装置を付ければ、
記載変更するだけで、車検も乗り入れも

「全国OK」となります。


しかし、


このハイエーススーパーロングロールーフは、

形式が「KJ-」で始まり、原動機は「1KZ」エンジンとなりますので、
認可された装置がありません。



そこで、今回は、排気ガス試験を個別に通すことにしました。


排気ガス装置を取り付け、燃料系を改造(調整)し、ガスレポートを作成します。


さらに、お客様のご要望で、

Rシートは外して2人乗りにし、キャンピングから貨物車登録に変更です。





・・・仕上げまでの期間はおおよそ一ヶ月。








排気ガス装置を取り付け、無事に、登録が完了しました。
(8ナンバーから1ナンバーに変更。)





それでは、車検証の記載を見てみましょう。


こちらは、「NOxPM解除前の車検証」です。

備考欄には、

「この自動車は、24年7月24日以降の有効期間満了日を超えてNOx・PM対策地域内に使用の本拠を置くことができません。この自動車の使用の本拠地はNOx・PM対策地域内です。」

とあります。





そして、こちらが、「NOxPM解除後の車検証」です。





車検証の備考欄には、

「使用車種規制(NOx・PM)適合。NOx・PM法対応変更有。」

となり、車検の有効期間が伸びています。

さらに、任意保険の割引きが使えるよう、普通貨物で最大積載量を400㎏としました。
(※ 500㎏を超えると、割引が使えなくなり、新規で入りなおす必要があります。)

シートも「運転席と助手席以外は外してほしい」と、ご依頼いただきましたので、
8人乗りから2人乗りへ、変更しました。


これで、NOxPM対策地域内でも、乗り入れ規制があるところでも、
問題なく、走行・運転することができます。
(法律が改正されない限り、全国乗り入れOK・車検OK)



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