2012年9月30日(日)
台風17号によって、この車は、シートまで泥水に浸かってしまいました。



ステップについた汚れが、その時の跡。
(水位は、シートの座面より少し下ぐらいでしょうか。)

今日は、冠水車(水害車)の修理についてご紹介します。

このフォレスター(CBA-SH5)は、幸い 車両保険に加入していましたので、
保険の範囲でしっかり修理させていただきました。

それでは見てみましょう!



水に浸かってから、一週間ほど経っています。
車内は、嫌な臭いが充満しています。

水害にあった車の修理では、この匂いを消さなければいけません。
匂いは思わぬ所に潜んでいますので、とにかく徹底的に分解し、洗浄、もしくは部品を交換します。



このように、ルーフのパネルも外してクリーニングします。

密閉された室内では、湿気が付着します。
この付着した湿気が匂いを発しますので、付着したと思われる部品は、とにかく外して掃除しなければいけません。
(もしも、車が冠水したら、ウインドウを少し開けてください。そうすることで、湿気を逃がし匂いが付き難くなります)



上の写真。
フロアーカーペットを外すと、このように、
カーペットとフロアーの間に、泥水がたまっています。
カーペットは交換し、フロアーは洗浄します。

そうすると、こんな感じになります。



配線のカプラーは一個一個外して、エアーで水分を飛ばし、
防錆処理と接点復活剤を塗布し、接続不良を防ぎます。

そして、これが、これから交換する部品です。
(主にシート関係の部品です。)





シートの座面近くまで水に浸かった場合、
必ず、電動シートが故障します。(この時調子が良くても、時間が経つと壊れます)
シートは、分解して、クッションやシート地と一緒に、モーター、シートヒーター、スイッチなどの電子部品も交換します。


もちろん、水に浸かったエアーバックコンピューターやエンジンコンピューターも交換します。

後は、組み付け。



水害車は、このように修理すると、本来の調子に戻りますし、
嫌な匂いも消すことができます。

水に浸かってしまった。
こんな時はお気軽にお問合せください。
052-902-3167

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