車検で入庫いただいたニュービートル(GF-9CAQY)

「水が漏れているようだから、ついでに見てほしい!」

 は~い

点検してみると、様子が変です。
通常、水圧テストをかけすると、水が ぽたぽた 漏れてきて
水漏れの箇所を発見できます。

でも、水漏痕はあるものの 水が漏れて来ません。

とりあえず、エンジンをかけて しばらく様子を見ます。

すると・・・・

ラジエーターから、水が吹き出してくるではありませんか。

こうした症状は、オーバーヒートして、
シリンダーヘッドがひずみ、空気がウォーターラインに入ることで起こることがあります。

・・・ただ、

水の吹き出し方が変。
勢いよく吹き出すというよりは、じわじわと沸いてくるくる感です。

水が回ってないような・・・

もしかして、



ウォーターポンプは、エンジンに冷却水を循環させる部品。

外してみると・・・



樹脂部にヒビが入っていて、空回りしています。
試しに、軽くたたくと、



羽の部分が簡単に砕けました。
原因は、このウォーターポンプにありました。
水が回らないため、冷却されず 水が沸騰して、吹き出してしまったようです。



ウォーターポンプは、対策品に交換して、水漏れは無事直りました。

それにしても、今回は、運が良かったです。
気付かず、このままだったら、エンジンが破損してしまいます。

調べてみると、ニュービートル、5万キロ超えあたりから、
ウォーターポンプが破損することがあるようです。

あなたのビートルは大丈夫ですか?
水温が少し高い!水が漏れている!
こんな時は、早めに点検してもらいましょう。

水漏れ修理お気軽にお問い合わせください。
052-902-3167