シリンダーヘッドガスケット抜け|ボンゴフレンディ(GF-SG5W) [オーバーヒート]
これはマツダボンゴフレンディ(GF-SG5W)のエンジンルームです。
走行中、ラジエーターホースが破損しエンジンオーバーヒート!
運転手さんは、加速が悪くなったことに気づき、メーターを確認すると!
水温計はMax
直ぐにエンジンを止め、レッカーを呼びました・・・・
しかし、エンジンのヘッドガスケットが抜けた(破損)ためでしょうか?
ラジエーターより水の吹き返しがあります。
ラジエーターホースの交換で水漏れは直りましたが、吹き返しによって、水が溢れオーバーヒートしてしまいます。
そこで、ヘッドガスケットを交換させていただくことに!
エンジンヘッドカバーを外し
シリンダーヘッドを分解します。
エンジンブロックとシリンダーヘッドの間に入っているのが
このシリンダーヘッドガスケットです。
このヘッドガスケットが抜けると、
圧力がウォーターラインに入り込み、冷却水に空気が混じります。
すると、この圧力によって、ラジエーターより水が吹き上がります。
シリンダーヘッドが歪んだりヒビが入るとと、燃焼室で冷却水が一緒に燃えるためマフラーから白い煙が出たり、
ウォーターハンマーという症状が起きたりしてエンジン本体を破損させてしまいます。
このボンゴフレンディは、症状が軽かったため、
ヘッドガスケットの交換で直りそうです。
オーバーヒートしたエンジンは、シリンダーヘッドやブロックにひずみやひび割れが起きる可能性がありますので、
しっかり点検してから組み付けて行きます。
ちなみに、今回、シリンダーヘッドガスケットと合わせて交換させていただいた消耗部品はこちら。
ウォーターポンプは今後の水漏れを予防するため交換。
電動ファンは、取付ブラケットが破損してまともに回転していませんでしたので交換。
シリンダーヘッドボルトやシール、エキマニガスケットなどは消耗品の為交換させていただきました。
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