エンジンから異音がするので見てほしい!
お電話いただいたのは、アリスト(JZS160)のオーナー様からです。

しばらくしてから入庫いただいたのですが、
原因はクランクプーリーでした。


下の画像はアリストのエンジンです。



エンジンを覗き込むと、



クランクプーリーが外れているのが解ります。

プーリーを外してみると良く解ります。



本来は、下の画像のようにくっついています。



このプーリーは、エンジンの防振ゴム付クランクプーリーです。
防振ゴムの接着面が剥離し、クランクプーリーの外輪が空転、そして、脱落してしまったようです。
このままにしておくと、発電機が作動しなくなり、エンジンが停止します。
また、プーリー脱落時、他を損傷させてしまうことがあり、大きなダメージを与えてしまいます。

こうなると大変なことになりますので、
エンジンの異音や振動を感じたら、早めに点検してもらいましょう。

さて、今回、たまたま、この純正クランクプーリーの在庫がなく、注文すると2週間ほどかかるということで、
軽量クランクプーリーを取り付けることになりました。

お客様が色々調べてチョイスしたプーリーはこちらです。



軽量クランクプーリーを取り付けた状態はこちら!



エンジン下側から覗いた写真です。

軽量クランクプーリーは、レスポンスがよくなり、
エンジンが高回転まで軽く回るといわれています。

このアリストを試乗した感じでは、確かに高回転域でのエンジンのふけが良くなったように感じました。
この車においては特に問題はありませんでしたが、軽量クランクプーリーを付けると、ベルト鳴きや、トルク低下、振動といったリスクもあるようです。


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