セリカSS-Ⅱ(st202)が入庫しました。



修理の依頼は、異音です。

現場のスタッフにどんな音がするのか聞いてみました。
すると、走行中「ギシギシ」と音が出るそうです。

ふ~ん、そうなんだ。

別のスタッフに、あのセリカ「ギシギシ」いうらしいね。
すると、「ギシギシ」じゃなく「コトコト」言うんですよ。

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このように、異音は、人の感じ方によって違いますので、やっかいな修理のひとつに入ります。
お客様が言ってる異音と、こちらが思っている異音とが違う場合もありますし、別々の音が重なって出ている事もあります。また、音が出る時と出ない時もありますので、異音修理には、最初の問診が最も重要になります。

とは言っても、今回の異音は、サスペンションから出ている音でしたのですぐに原因は判明しました。

原因は、こちらのフロントのショックアブソーバーです。



分解するとこんな感じです。



交換する部品は、アブソーバーとダンパーです。




「向きはこっちだ!あっちだ!」といいながら二人で仲良く組付けています。



後は、これを車体に組付けて完成です。

試乗の結果は、ばっちり!
コトコトもギシギシも言わなくなりました。


異音は、思わぬ故障に発展することがありますので、気になる音がしだしたら、早めにお近くの修理屋さんで見てもらいましょう。