ワゴンR(LA-MC22S)、原動機K6AのVVT付きエンジンは、オイル・コントロール・バルブ(OCV)のガスケットよりオイルが漏れることがあります。

下は、クランクの下側より、オイルコントロールバルブを撮った写真です。
コントロールバルブ周辺にオイルが付着している様子が解ります。





ちなみに、オイルコントロールバルブを外したところが下の写真です。





いくつかボルトを差し込む穴があいている部分です。


で、これがオイルコントロールバルブ。





オイルコントロールバルブは、ちょっと面倒なところに付いていますので、
整備経験が無いと交換するのは難しいかもしれません。


さて、このオイルコントロールバルブは、この当時のワゴンRについています。

スズキが開発したVVT 機構は、吸気カムシャフト先端にベーン式アクチュエータを取り付け、これをOCV(オイルコントロールバルブ) で制御し、吸気バルブタイミングをコントロールしています。

高負荷域では、充填効率向上によるトルク、出力向上を図ります。
中負荷領域では、吸気バルブが開くタイミングを早くすることにより、内部EGR量を増大させ、燃費およびCO2 排出量を低減しています。
要するに、オイルコントロールバルブは、吸気バルブタイミングをコントロールする油圧を制御しているものです。

このオイルコントロールバルブからのオイル漏れは、ぼたぼた漏れるというより、じわりじわりと漏れ全体にべたついた感じになります。
このワゴンRには、よくあるオイル漏れのひとつです。


駐車場に付いたしみ、それは、もしかするとオイル漏れかもしれません!
オイル漏れは、酷くなる前に早めに修理しましょう。
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