これは、スバルインプレッサ(GH-GDB)の下廻りです。





今日は、インプレッサWRX(GH-GDB)のクラッチ交換です。

その前にちょっとうんちく!
スバル車のクラッチ交換で気を付ける点は、クラッチレリーズベアリングが「プッシュ式」ではなく「プル式」ということ。
プッシュ式は押してクラッチを切り離し、プル式は引いて離します。
プル式の特徴は、てこの原理によりクラッチを踏む力が軽いこと。
また、エンジンからミッションを外す際、レリーズピンを抜いておかないと外れないことです。
プッシュ式に比べ、操作性は優れるが整備性は劣るということになるでしょうか。
ちなみに、プル式クラッチは、EXEDY社(エクセディ)の特許です。
スバル車に多かったプル式クラッチは、最近、他のメーカーも採用しています。


さぁ、ミッションを外し、





クラッチカバーとクラッチディスク、フライホイールを分解します。





こちらが外した、クラッチカバー、クラッチディスク、クラッチベアリング、そしてフライホイールです。
手前の右、クラッチディスクが焼けて接地面が荒れているのが良く解ります。





フライホイールも拡大して見てみましょう。





フライホイールも焼けて、歪んでいます。
このままだと、クラッチのつながりが悪く、ジャダの原因やディスクの消耗を早めますので研磨することに。
フライホイール研磨の様子はこちら!!)


研磨を終えたフライホイールはこちらです。





ぴかぴかつるつるです。
ちなみに、フライホイールを外すと、クランクのリアーシールがあります。
このシールは、10万キロを超えたぐらいから、エンジンオイル漏れを起こすことがありますのでついでに交換を勧めています。





あとは、順番に組付けるだけ。





エンジンの回転ばかり上がって進まない!
クラッチの滑りを感じたら、早めに交換しておきましょう。

クラッチ交換について詳しくはお気軽にお問い合わせください。
052-902-3167