なんかクラッチがへん。
そう言って入庫いただいたのはホンダトルネオ（GH-CL1）。
クラッチを踏むと「うねっと」して、しっくりこない。
クラッチの切れも悪い。
クラッチも回転が高いところで、滑っているような、滑っていないような。
とにかく、なんか変なんです。
クラッチに問題があることには間違いないので、早速ミッションを下します。
すると、クラッチデスクの消耗はひどくありません。
でも、クラッチバン、クラッチカバー、クラッチベアリングがひどく錆びています。
錆びたため、正常に作動しなかったのが原因です。
それにしても、クラッチが錆びるなんて、何が原因なんだろう？？
そんなことを考えつつ、早速クラッチの交換です。
クラッチ修理のついでに、
オイル漏れ修理もあわせて実施させていただきました。
オイル漏れは、
このヘッドカバーパッキンと、
クランクシール、カムシール、
そしてオイルプレッシャースイッチより漏れています。
交換して作業完了です。
・・・・ところで、クラッチが錆びていた原因ですが、
数か月前、エンジンを中古で載せ替えたそうで、
この時、中古エンジンについていたクラッチをそのまま組んでしまったそうです。
（中古エンジンの保管が外だったため、雨に濡れて錆てしまったんでしょうね。）
クラッチの調子が悪い！
クラッチの切れが悪い！
クラッチが滑る！
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