「クラッチを交換してほしい!」


そんな依頼で
レッカーで運ばれてきたのはレガシーB4(TA-BL5)です。






診ると、

クラッチべダルは踏み込んだままの状態で戻っていません。

エンジンをかけると、何かに引っかかり負荷がかかったような異音と共にエンジンかからず・・・


ミッションを下ろして診ないとわかりませんがクラッチだけでは無さそうです。



早速、ミッションを下ろします。







わかりますか?


何かが砕けて異物が・・・
さらに、クラッチスリーブがキズキズです。





原因はこれ!






クラッチベアリングが砕けています。


多分これは、
しばらく前からクラッチを踏んだ時にベアリングから異音が出ていたと思います。
異音はするものの走行に支障が無いため、そのままにしていたのでしょう。
ベアリングが限界を超え、砕けてしまい、スリーブ(通称:てんぐ)まで破損させてしまいました。


異音のうちに直しておけば
クラッチベアリングとクラッチカバー、クラッチディスクの交換で済んだのに、
こうなってしまうと、あわせてクラッチスリーブ(ミッションごとになる可能性あり)もクラッチフォークもピボットもフライホイールも交換しなければいけません。


クラッチを踏んだ時に何か異音を感じたら、早めに修理屋さんに診てもらいましょう。



・・・というわけで交換します。



これはフライホイール





これはクラッチディスク





これはクラッチカバー





これはクラッチピボット





これはクラッチスリーブ





あとは組付けます。






クラッチを踏んだ時、変な異音に気づいたら、お気軽にお問い合わせください。
052-902-5566