工場の片隅に新品のラジエーターが、
良く見ると、銅2層ラジエーターです。





銅2層の「銅」ってどういう意味でしょうか?

昔、車のラジエーターは放熱性の高い銅でできていました。
ただ、環境意識の高まりもあって、一つひとつの部品を軽くし燃費を改善する必要がありました。
そこで、ラジエーターは、リサイクルしやすいアルミ性や重量が軽い樹脂性(今の主流)に代わっていきました。

それでは「2層」とはどういうことでしょうか?





上の写真が2層です。
下の写真が1層です。
(純正のラジエーターはほとんどが一層です。)




ラジエーターの注入口を覗き込むとその違いが解ります。
ラジエーターの中で部屋が二つに分かれているものが2層です。
容量を大きくし冷却効率を高めています。
(モータースポーツでは、3層にすることがあります。)





この、銅2層ラジエーターをこのユーノスロードスター(E-NA8C)に取り付けました。
当時のロードスターは、冷却機能が悪いうえ、エンジンの温度がもろにラジエーターに伝わり、エアコンをかける夏場は、クーラーコンデンサの温度も加わって水温が高めになります。オーバーヒートしないか心配になります。

この当時のロードスターは、様々な対策品が出ていますが、今回は、車検の点検で純正のラジエーターから水が漏れていましたので、
「せっかくなら」、ということで、放熱性の高い銅2層ラジエーターに交換させていただきました。
来年の夏の効果を期待して・・・


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